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Abstract
日本臨床微生物学会(2002.1.26; 東京)
新規遺伝子増幅法LAMP法によるサルモネラ属菌の高感度迅速検出法
吉野 学、砂田 亜津子、安中 敏光、根本 二郎、百田 隆祥、小島 禎、池戸 正成
(栄研化学・生物化学研究所)
【目的】
食中毒検査、食品検出または環境分析において、サルモネラ属菌を正確に、かつ高感度に検出することが、近年ますます重要になっている。今回我々は新規遺伝子増幅法であるLAMP(Loop-Mediated Isothermal Amplification)法によるサルモネラ属菌の高感度迅速検出法を開発したので報告する。

【材料と方法】
サルモネラ属菌間できわめて高率に保存されている侵入性因子関連遺伝子invAを特異的に増幅するLAMPプライマーを設計し、サルモネラ属菌39株、非サルモネラ属菌25株のそれぞれ熱抽出したDNAを対象に反応を行った。反応条件は一定温度65℃・1時間で、反応液中のインターカレーターによる蛍光強度の変化から、経時的に増幅反応を解析した。

【結果と考察】
すべてのサルモネラ属菌に対し特異的な増幅反応を示し、非サルモネラ属菌にはまったく無反応で、きわめて良好な特異性を示した。検出感度は反応あたりSalmonella Enteritidis菌体100cfu(熱変性処理)であり、反応開始20分から増幅が始まり、迅速な反応であった。また白色沈殿による濁度の上昇で目視による判別も可能であり、より簡便な検出ができた。LAMP法によるサルモネラ属菌の検出は、特異性および感度とも高く簡便なことから、きわめて有用な方法であると考えられた。

日本臨床微生物学会(2002.1.26; 東京)

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