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Abstract
第31回日本防菌防黴学会(2004.5.26〜27;東京)
LAMP法、PCR法による浴槽水レジオネラ属菌の迅速検査に関する調査研究
安中敏光、小島禎、池戸正成、渡一
(栄研化学株式会社)
懸邦雄、井上浩章、野田晃子
(アクアス株式会社 つくば総合研究所)
【目的】 近年、温泉や公衆浴場を感染源とするレジオネラ症の集団発生が報告されており、浴槽水等のレジオネラ属菌除菌対策はますます重要となっている。レジオネラ属菌管理は菌の存在実態の把握にはじまり、対策後に菌数確認を行っているが、従来の検査法である培養法では成績を得るまでに5〜7日間を要しているため、レジオネラ属菌が存在する場合の対策の遅れや処置後の営業再開の遅れを招くおそれがある。これに対して、LAMP法をはじめとする遺伝子検査法は1日以内に成績が得られるという利点がある。今回、実際の浴槽水を用いたレジオネラ属菌検査をLAMP法、PCR法および培養法で実施・検討し、浴槽水のレジオネラ属菌管理にLAMP法等の遺伝子検査法が有用であることを確認した。

【方法】 2003年7月から9月に日本各地から採取した浴槽水100検体のレジオネラ属菌検査をLAMP法、PCR法および培養法で実施して成績を得た。培養法は検体をろ過濃縮後、GVPCα選択培地に接種して行った。検出下限は10 CFU/100 mlである。LAMP法およびPCR法はろ過濃縮後の試料から核酸抽出を行って各反応液に添加後、それぞれ増幅・検出を行った。検体の濃縮から検査成績を得るまでに要した時間はLAMP法が約3時間、PCR法が約5時間であった。

【結果】 浴槽水100検体の培養法の成績は、培養法不検出(10 CFU/100 ml未満)が51検体、レジオネラ属菌が検出された49検体の100 mlあたりの菌数の内訳は、10〜90 CFUが24検体、100〜990 CFUが16検体、1000〜9990 CFUが7検体、10000 CFU以上が2検体であった。LAMP法の成績は陰性が29検体、陽性が71検体であり、PCR法では陰性が34検体、陽性が66検体であった。培養法と遺伝子検査法の成績を比較した結果、培養法陽性の49検体はLAMP法ではすべて陽性であった。PCR法では培養法でそれぞれ10、20、60 CFU/100 mlの3検体が陰性であったが、100 CFU/100 mlを超える菌数の検体はすべて陽性であった。また、培養法不検出であった51検体中、LAMP法では22検体、PCR法では20検体が陽性であった。すなわち、培養法不検出の検体を遺伝子検査法で陽性と判定した割合は約4割であり、死菌、VNC等の影響を検討していく必要はあるが、安全管理を加味した迅速な検査手段として、LAMP法、PCR法は有用であると考えられた。

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