Loopamp 製品 

  Loopamp®H5亜型インフルエンザウイルス検出試薬キット 体外診断用医薬品

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 製品説明

本製品は、ヒト由来検体中から抽出したH5亜型インフルエンザウイルスRNAを、遺伝子増幅法を用いて、迅速・簡便に検出する試薬です。 H5亜型インフルエンザウイルスのRNAから逆転写酵素によりcDNAを合成し、このcDNAからLAMP法を用いた増幅反応を進行させます。増幅反応の副産物であるピロリン酸マグネシウムの濁度測定、もしくは紫外線照射により発生する蛍光の目視観察により、検体中のH5亜型インフルエンザウイルスを検出します。

本製品のご購入は、「お問い合わせ」 をご覧ください。
重要な基本的注意
本製品の検査対象はH5亜型インフルエンザウイルス感染が疑われる有症状者とすること。
本製品で判定が陰性であっても、疾患としてのH5亜型インフルエンザウイルス感染を否定するものではない。
診断は、本製品による検査結果のみで行わず、WHOの最新の症例定義を参照し、臨床症状も含めて総合的に判断すること。本製品はあくまでH5亜型インフルエンザウイルス感染が疑われる有症状者を対象とする診断の補助を行うためのものである。
本製品の臨床性能試験におけるH5亜型インフルエンザ患者検体の陽性率は次のとおりであった。

ベトナムで用いられた症例定義(WHO インフルエンザA/H5のグローバルサーベイランス ガイドライン2004)によりインフルエンザA/H5 に対してPCR陽性と判定された症例から得られた46検体について、リアルタイム濁度検出による陽性率は、咽頭からの検体では84.8%(39/46)であった。蛍光目視検出による陽性率は84.8%(39/46)であった。一方、非H5亜型インフルエンザ患者、他の呼吸器系疾患患者の50検体では、本製品によるリアルタイム濁度検出、蛍光目視検出ともにすべて陰性であった。

検体は、感染の危険があるものとして注意して取り扱い、必要なバイオハザード対策をとること。 (詳細は添付文書の【操作上の注意】参照)
反応後のチューブのキャップは決して開けないこと。
他検体の増幅産物によるコンタミネーションは誤判定の原因となるばかりでなく、試験環境そのものを汚染し、汚染を除去しない限り、以後の試験で正しい結果が得られなくなる可能性がある。

 特徴

1. H5亜型インフルエンザウイルスの遺伝子を特異的に検出できます。
LAMP法プライマーにより、H5亜型インフルエンザウイルスを特異的に検出します。
2. 迅速に判定が可能です。
専用のリアルタイム濁度測定装置により、約35分で判定が可能です。
3. 最小検出感度は40コピーです。
1チューブあたり40コピー以上のRNAがあれば検出が可能です。
4. 核酸の逆転写反応から増幅反応・検出までが閉鎖系・1ステップで可能です。
逆転写酵素によるRNAからcDNAの合成、LAMP法による増幅および検出までを、閉鎖系(同一チュー ブ内)かつ1ステップで行うことができます。
5. 蛍光目視による検出も可能。
特別な検出器を用いずに、紫外線を照射することで蛍光を目視で確認・判定することも可能です。
(反応温度をコントロールするためのホットボンネット付きインキュベーターが必要です。)

 キットの内容

製品コード LMP461
包装 48テスト分
貯法 -20℃に保存
有効期間 1年間

(1) リアクションミックスH5(RM H5)
1.0mL×1本
(2) エンザイムミックスII(EMII) 50μL×1本
(3) 蛍光・目視検出用試薬(FD) 0.1mL×1本
(4) 陽性コントロールFlu H5 (PC FLUH5) 60μL×1本
(5) 蒸留水(DW ) 1.0mL×1本

※本キットにはウイルスRNA分離用および濃縮用試薬は含まれておりません。
※本キットに使用する反応チューブは、必ず専用のチューブをご使用ください。
Loopamp反応チューブ(別売)

 性能

1. 感度・特異性
陰性管理検体(濃度0コピー/テスト)、陽性管理検体1(濃度250コピー/テスト)、陽性管理検体2(濃度10000コピー/テスト)を測定したとき、陰性管理検体は陰性に、陽性管理検体1及び2は陽性に判定されました。
2. 同時再現性
管理検体を5回同時に測定したとき、陰性管理検体はすべて陰性に、陽性管理検体はすべて陽性に判定されました。
3. 最低検出感度
陽性検体3検体を希釈して800〜10コピー/テストの各濃度の検体を作製し、複数回測定したところ、最小検出感度(50%以上の検出率)は10〜25コピー/テストであり、100%の検出率を示す検出感度は、40コピー/テストと考えられました。
検体A 希釈コピー数
(copy/test)
800 400 200 100 50 25 12.5
検出数
(陽性数/測定回数)
5/5 5/5 5/5 5/5 5/5 5/5 2/5
検体B 希釈コピー数
(copy/test)
720 360 180 90 45 22.5 11.3
検出数
(陽性数/測定回数)
5/5 5/5 5/5 5/5 5/5 5/5 2/5
検体C 希釈コピー数
(copy/test)
640 320 160 80 40 20 10
検出数
(陽性数/測定回数)
5/5 5/5 5/5 5/5 5/5 4/5 3/5
  検出率50%以上の濃度(太文字表示) 検出率100%の濃度
検体A 25 copies/test 25 copies/test
検体B 22.5copies/test 22.5copies/test
検体C 10 copies/test 40 copies/test

4. H5亜型インフルエンザウイルス株反応性
クレード1(4株)、2.1(10株)、2.2(3株)、2.3(3株)に対して反応性を示しました。  

※本製品は、ユーラシア系統のH5亜型インフルエンザウイルスを検出することを目的として設計されているため、北米系統のウイルスに対する反応性が低い可能性があります。
5. 交差反応性
H5亜型以外のインフルエンザウイルス、呼吸器疾患原因菌及びウイルスについて測定したところ、結果は次の表のとおりすべて陰性であり、交差反応は認められませんでした。

H5亜型以外の
インフルエンザウイルス
吸器疾患原因菌及びウイルス
H1 3株 陰性 Streptococcus pneumoniae 1株 陰性
H2 1株 陰性 Staphylococcus aureus 1株 陰性
H3 5株 陰性 Haemophilus influenzae 1株 陰性
H4 1株 陰性 Moraxella catarrhalis 1株 陰性
H6 1株 陰性 Klebsiella pneumoniae 1株 陰性
H7 5株 陰性 Escherichia coli 1株 陰性
H8 1株 陰性 Legionella pneumophila 1株 陰性
H9 1株 陰性 Pseudomonas aeruginosa 1株 陰性
H10 1株 陰性 Mycoplasma pneumoniae 2株 陰性
H11 1株 陰性 Herpes Simplex virus 1 1株 陰性
H12 1株 陰性 Adenovirus 1株 陰性
H13 1株 陰性 Rhinovirus 1株 陰性
H14 1株 陰性 Respiratory Syncytial virus 1株 陰性
H15 1株 陰性 Parainfluenza 3 virus 1株 陰性
B型 3株 陰性 Human metapneumovirus 1株 陰性
      Human coronavirus 1株 陰性

 臨床成績

長崎大学熱帯医学研究所において行った検討から、本キットによる判定結果をベトナムで用いられた症例定義(WHO インフルエンザA/H5のグローバルサーベイランス ガイドライン 2004)に従った臨床診断別に集計した結果を下表に示します。

ベトナムで用いられた症例定義(WHO インフルエンザA/H5のグローバルサーベイランス ガイドライン 2004)によりインフルエンザA/H5に対してPCR陽性と判定された症例から得られた46検体について、リアルタイム濁度検出による陽性率は、咽頭からの検体では84.8%(39/46)でした。蛍光目視検出による陽性率は84.8%(39/46)でした。

一方、非H5亜型インフルエンザ患者, 他の呼吸器系疾患患者の50検体では、本キットによるリアルタイム濁度検出, 蛍光目視検出ともにすべて陰性でした。
臨床性能試験の総集計
臨床診断 検体の種類 n RT-LAMP
(リアルタイム濁度)
RT-LAMP
(蛍光目視)
陽性 陰性 陽性 陰性
H5亜型インフルエンザ #1 咽頭拭い液 46 39 7 39 7
合計  46 39 7 39 7
非H5亜型インフルエンザ#2 咽頭拭い液 19 0 19 0 19
他の呼吸器系疾患患者 咽頭拭い液 31 0 31 0 31
合計  50 0 50 0 50
注)
#1 : ベトナムで用いられた症例定義(WHO インフルエンザA/H5のグローバルサーベイランス ガイドライン 2004)によりインフルエンザA/H5に対してPCR陽性と判定された症例
#2 : インフルエンザウイルスA/H5感染例の同居者、密な接触者又は感染鳥例が出た家禽農場での従事者などインフルエンザウイルスA/H5感染が疑われ、最終的にPCR陰性で否定された症例

 お問い合わせ

本製品の性能、価格等については、以下にお問い合わせ下さい。
販売元 栄研化学株式会社
TEL 03-5846-3287
FAX 03-5846-3291
URL http://loopamp.eiken.co.jp/
e-mail lamp@eiken.co.jp

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