Loopamp 製品 

  Loopamp®SARSコロナウイルス検出試薬キット 体外診断用医薬品

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 製品説明

本キットは、ヒト由来検体中から抽出したSARSコロナウイルスRNAをRT-LAMP法によって増幅し、検体中のSARSコロナウイルスを高感度、迅速、簡便に検出する試薬です。
RT-LAMP法は対象のRNAから逆転写酵素によりcDNAを合成し、得られたcDNAをLAMP(Loop-mediated Isothermal Amplification)法を用いて増幅することにより、検体中のSARSコロナウイルスを検出します。

よくある質問とその答え
本製品のご購入は、「お問い合わせ」 をご覧ください。
重要な基本的注意
本キットの検査対象はSARSが疑われる有症状者としてください。
本キットで判定が陰性であっても疾患としてのSARS感染を否定するものではありません。
診断はWHOの最新の症例定義を参照し、臨床症状も含めて総合的に判断してください。本キットはあくまでSARSが疑われる有症状者を対象とする診断の補助を行うためのものです。
本キットの臨床性能試験におけるSARS患者検体の陽性率は次のとおりでした。

SARS発症当時のWHOの症例定義に従ってSARS可能性例とみなされた症例から得られた検体について、リアルタイム濁度検出による陽性率は、検体別に糞便:81.0%(64/79)、鼻腔咽頭拭い液:56.3%(9/16)でした。
また、蛍光目視検出による陽性率はそれぞれ順に、77.2%(61/79)、56.3%(9/16)でした。
一方、非SARS患者、不明(施設が非SARS患者と考えている例)、健常人の血清、血漿、その他の97検体は、本キットによるリアルタイム濁度検出、蛍光目視検出ともに全て陰性でした。 検体は糞便を第一選択としてください。鼻腔咽頭拭い液についても検体とすることが可能です。

検体採取・取り扱いについては必要なバイオハザード対策をとってください。詳しくは添付文書の【操作上の留意事項】を参照してください。
反応後のチューブのキャップは決して開けないでください。
他検体の増幅産物によるコンタミネーションは誤判定の原因となるばかりでなく、試験環境そのものを汚染し、汚染を除去しない限り、以後の試験で正しい結果が得られなくなる可能性があります。

 特徴

1. SARSコロナウイルスの遺伝子を特異的に検出できます
6領域を認識する4つのプライマーを使用することで、SARSコロナウイルスを特異的に検出します。他のコロナウイルス、発熱の臨床症状を伴う他のウイルスでは陰性と判定されます。
2. 迅速に判定が可能です
専用のリアルタイム濁度測定装置により、約45分で判定が可能です。
3. 検出感度は10コピーと高感度です
1チューブあたり10コピー以上のRNAがあれば検出が可能です。
4. 逆転写反応から増幅反応・検出までを1ステップで行えます
逆転写酵素によるRNAからcDNAの合成、LAMP法による増幅および検出までを、閉鎖系(同一チュー ブ内)かつ1ステップで行うことができます。
5. 目視による検出も可能
特別な検出器を用いずに、紫外線を照射することで蛍光を目視で確認・判定することも可能です。(反応温度をコントロールするためのホットボンネット付きインキュベーターが必要です。)

 キットの内容

製品コード LMP401
包装 48テスト分
貯法 -20℃に保存
有効期間 6ヵ月間

(1) リアクションミックス(RM SARS)
緩衝液
デオキシヌクレオチド3リン酸(dNTPs)
SARSコロナウイルス特異的プライマー
1.0mL×1本
(2) 蛍光・目視検出用試薬(FD) 0.1mL×1本
(3) エンザイムミックス(EM)
逆転写酵素(RT)
鎖置換型DNA合成酵素(BST DNA pol.)
50 μL×1本
(4) 陽性コントロールSARS (PC SARS) 0.1mL×1本
(5) 蒸留水(DW ) 1.0mL×1本

※本キットにはウイルスRNA分離用および濃縮用試薬は含まれておりません。
※本キットに使用する反応チューブは、必ず専用のチューブをご使用ください。
Loopamp反応チューブ(別売)

 性能

1. 感度・特異性
陰性管理検体(濃度0コピー/テスト)、陽性管理検体1(濃度10コピー/テスト)、陽性管理検体2(濃度400コピー/テスト)を測定したところ、陰性管理検体は陰性に、陽性管理検体1及び2は陽性に判定されました。
2. 同時再現性
管理検体を5回同時に測定したとき、陰性管理検体はすべて陰性に、陽性管理検体はすべて陽性に判定されました。
3. 最低検出感度
陽性検体3検体を希釈して74〜0.49コピー/テストの各濃度の検体を作製し、複数回測定したところ、最小検出感度(50%以上の検出率)は2.3〜9.2コピー/テストであり、100%の検出率を示す検出感度は、10コピー/テストと考えられました。
検体A 希釈コピー数
(copy/test)
72 36 18 9 4.5 2.3 1.12 0.56
検出数
(陽性数/測定回数)
5/5 10/10 10/10 5/5 3/5 4/5 2/5 0/5
検体B 希釈コピー数
(copy/test)
74 37 18.5 9.2 4.6 2.3 1.15 0.58
検出数
(陽性数/測定回数)
5/5 10/10 10/10 5/5 2/5 0/2 2/5 2/5
検体C 希釈コピー数
(copy/test)
62 31 15.5 7.8 3.9 1.95 0.97 0.49
検出数
(陽性数/測定回数)
10/10 10/10 10/10 8/9 9/10 0/5 0/5 0/5
  検出率50%以上の濃度(太文字表示) 検出率100%の濃度
検体A 2.3 copies/test 9 copies/test
検体B 9.2 copies/test 9.2 copies/test
検体C 3.9 copies/test 15.5 copies/test

 臨床成績

本キットを用いて、国立感染症研究所を中心とする国際協力による検討と長崎大学熱帯医学研究所による検討について、WHOの症例定義に従った臨床診断、及び検体の種類別に、本キットによる判定結果を集計した結果を下表に示します。

発症当時のWHOの症例定義に従ってSARSと判定された検体について、リアルタイム濁度検出による陽性率は、検体別に糞便:81.0%(64/79)、鼻腔咽頭拭い液:56.3%(9/16)、鼻腔咽頭うがい液,吸引液、喀痰:42.9%(6/14)、血清:26.9%(21/78)でした。また、蛍光目視検出による陽性率はそれぞれ順に、77.2%(61/79)、56.3%(9/16)、28.6%(4/14)、24.1%(14/58)でした。

更に、SARS疑い例、可能性例、不明(過去にSARS陽性と判定された例)と、SARS患者接触者からの血清、血漿検体では、本キットのリアルタイム濁度検出による陽性率は12.4%(24/193)、蛍光目視検出による陽性率は12.1%(22/182)でした。

一方、非SARS患者、不明(施設が非SARS患者と考えている例)、健常人の血清、血漿、その他の97検体では、本キットによるリアルタイム濁度検出、蛍光目視検出ともに全て陰性でした。
臨床診断 検体の種類 n 本キット
(リアルタイム濁度)
本キット
(蛍光目視)
陽性 陰性 陽性 陰性
SARS#1 糞便 79 64 15 61 18
鼻腔咽頭拭い液 16 9 7 9 7
鼻腔咽頭拭い液、吸引液、喀痰 14 6 8 4 10
血清 78 21 57 14 44
合計   187 100 87 88 79
SARS疑い例#2 血清 9 1 8 1 8
SARS可能性例#2 血清 10 3 7 3 7
接触者 血清 143 15 128 16 117
不明#3 血清、血漿 31 5 26 2 28
合計   193 24 169 22 160
非SARS患者 糞便 5 0 5 0 5
鼻腔咽頭拭い液 2 0 5 0 5
鼻咽腔、気管吸引液 3 0 3 0 3
血清 30 0 30
不明#4 血漿 10 0 10 0 10
健常人 血清、血漿 47 0 47 0 47
合計   97 0 97 0 67
注1)
#1:発症当時のWHOの症例定義に従ってSARS可能性例とみなされ、更に血清学的に感染が確認された例
#2:発症当時のWHOの症例定義に従って判断された例
#3:施設がおそらくSARSと考えている、あるいは他のPCRで陽性であった例
#4:施設がおそらく非SARS患者と考えている例

注2)
リアルタイム濁度判定と蛍光目視判定で母数が異なるのは、蛍光目視で検討が行われなかった検体が含まれるためです。

 お問い合わせ

本製品の性能、価格等については、以下にお問い合わせ下さい。
販売元 栄研化学株式会社
TEL 03-5846-3287
FAX 03-5846-3291
URL http://loopamp.eiken.co.jp/
e-mail lamp@eiken.co.jp

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