体外診断用医薬品
承認番号
22200AMX00936000

インフルエンザウイルス核酸キット Loopamp A型インフルエンザウイルス検出試薬キット

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製品概要

  1. RT-LAMP法によりヒト由来検体中のA型インフルエンザウイルス RNAを特異的に検出します。
  2. RT-LAMP法とはLAMP法を応用し逆転写酵素を用いてRNAをターゲットとして増幅を行う核酸増幅法です。
  3. 反応チューブのフタに乾燥化した試薬が固相してあるため試薬調製等が不要で操作が簡単です。
  4. LAMP反応に要する時間は約35分です。
  5. 核酸抽出はLoopamp ウイルスRNA抽出試薬(別売)を使用して簡易に行うことができます。

使用目的

鼻腔拭い液又は咽頭拭い液から抽出されたA型インフルエンザウイルスRNAの検出(A型インフルエンザウイルス感染が疑われる有症状者を対象とする診断の補助)

製品仕様

製品名 Loopamp A型インフルエンザウイルス検出試薬キット
測定方法 LAMP法(定性検出キット)
対象検体 鼻腔拭い液又は咽頭拭い液
最小検出感度 100コピー/テスト
製品コード LMP463
包装単位 48テスト分
貯蔵方法 2~8℃
有効期間 6ヵ月間
キットの構成 RNA増幅用乾燥試薬(dRMR)・・・ 8-strip tubes×6
プライマーミックスFluA(PM FLUA)・・・ 0.72 mL×1
陽性コントロールFluA(PC FLUA)・・・ 0.16 mL×1
陰性コントロール(NC)・・・ 0.16 mL×1

重要な基本的注意

  • 本製品の検査対象はA型インフルエンザウイルス感染が疑われる有症状者とすること。
  • 本製品で判定が陰性であっても、疾患としてのA型インフルエンザウイルス感染を否定するものではない。
  • 診断は、本製品による検査結果のみで行わず、他の検査結果及び臨床症状を考慮して総合的に判断すること。本製品はあくまでA型インフルエンザウイルス感染が疑われる有症状者を対象とする診断の補助を行うためのものである。
  • 本製品の臨床性能試験におけるA型インフルエンザ患者検体の陽性率は次のとおりであった。
    ウイルス分離培養法の結果に基づきA型インフルエンザとみなされた症例から得られた検体について、本製品による陽性率は検体種別に鼻腔拭い液(簡易抽出サンプル溶液):98.8%(83/84)、咽頭拭い液(簡易抽出サンプル溶液): 100.0%(40/40)、鼻腔拭い液(精製サンプル溶液):97.6%(82/84)、咽頭拭い液(精製サンプル溶液):97.5%(39/40)であった。
    一方、非A型インフルエンザ患者の検体に対する本製品による陰性率は検体種別に鼻腔拭い液(簡易抽出サンプル溶液):84.4%(27/32)、咽頭拭い液(簡易抽出サンプル溶液):100.0%(17/17)、鼻腔拭い液(精製サンプル溶液):71.9%(23/32)、咽頭拭い液(精製サンプル溶液):94.1%(16/17)であった。
    尚、リアルタイム濁度検出による判定結果と蛍光目視検出による判定結果とは全例一致した。

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お問い合わせ

本製品の製造販売元は栄研化学株式会社です。
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